6月30日〆切!第6回事業再構築補助金!絶賛受け付け中!
今回は、「事業再構築補助金公募要領 第6回」について、簡易的にまとめています。
事業再構築補助金のホームページは、公募要領も含めた情報があります。
事業再構築補助金 第6回 概要
事業再構築補助金は、公募要領によると、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化している中で、
当面の需要や売上の回復が期待することが難い事業者を救うべく、その新たな事業を支援するための補助金で令和3年度に計5回実施されました。
また、ウィズコロナ・ポストコロナ時代の経済社会の環境変化に対応するために、
事業類型として新分野展開、業態転換、事業・業種転換、事業再編又はこれらの取組を通じた規模の拡大等があり、思い切った事業再構築の挑戦を支援して、日本経済の構造転換を促すことを目的としています。
今回の第6回公募からは、引き続き業況が厳しい事業者だけでなく、事業再生に取り組む事業者への重点的支援を継続して、売上高等減少要件の緩和などを行います。
また、特に、ガソリン車向け部品から電気自動車等向け部品製造への事業転換のように、「グリーン分野」での事業再構築を通じて高い成長を目指す事業者を対象に、従来よりも補助上限額を引き上げ売上高減少要件を撤廃した新たな申請類型を創設することで、ポストコロナ社会を見据えた未来社会を切り拓くための取組を重点的に支援していきます。
※公募要領より引用して書き換え。
通常枠か特別枠か!
基本的には、初めて本補助金を申請される場合には【通常枠】か【回復・再生応援枠】での申請を目指します。
【通常枠】
<補助金額>→従業員数により補助対象額が変わります。
従業員数20人以下 100万円~2,000万円
従業員数21~50人 100万円~4,000万円
従業員数では50人以下の中小事業者がほとんどでしょう!
※従業員数が多ければ、補助対象額が大きくなります。
従業員数51~100人 100万円~6,000万円
従業員数101人以上 100万円~8,000万円
<補助率>
中小企業者等 2/3(6,000万円超は1/2→従業員数101人以上の場合)
例:1,000万円の経費額だと、666.66万円が補助対象額、1,500万円で、1,000万円が補助対象額。
3,000万円の経費額で、2,000万円が補助対象額になります。
<補助対象経費>
建物費、機械装置・システム構築費(リース料を含む)、技術導入費、専門家経費、運搬費、クラウドサービス利用費、外注費、知的財産権等関連経費、広告宣伝・販売促進費、研修費
※建物費 建物の新築は必要性が認められた場合に限る。
事業再構築補助金が他の補助金と大きく違うのは、この建物費、建物の改修、内装の費用が補助対象になるということです。
建物の新築は、補助事業を実施する上での必要不可欠であることや代替手段がないことの説明が必要です。
建物の新築の要件は、第6回からの変更点です。
【回復・再生応援枠】
通常枠よりも採択率が高いのが特別枠です!
2021年10月以降の月の売上高が、過去2年間2019年か2020年の同じ月と比較して、30%以上減少している月が1月でもあることが要件です。
第5回までは「緊急事態特別枠」という名称でしたが、第6回からは「回復・再生応援枠」と名称変更しています。
<補助金額>
従業員数5人以下 100万円~500万円
従業員数6~20人 100万円~1,000万円
従業員数21人以上 100万円~1,500万円
<補助率>
中小企業者等 3/4
例:1,000万円の経費額だと、750万円が補助対象額、1,500万円だと、1,125万円です。
そして、2,000万円の経費額で、1,500万円の補助金額となります。
対象経費は通常枠と変わりません。
要するに、新型コロナウイルスの影響を受けて、厳しい状況の事業者の再生支援をのための、採択しやすい枠になっています。
ただし、この特別枠は従業員数が少ない事業者は補助金額が少ないです。
従業員5人以下の、いわゆる小売業やサービス業の小規模事業者の場合には、500万円まで。
20人以下の製造業の小規模事業者では、1,000万円までとなっております。
なお、同じように機械装置・システム構築費が補助対象となる、ものづくり補助金と同様の補助金額の要件となっております。
【最低賃金枠】
補助金額や補助率は【回復・再生応援枠】と同じです。
売上減少要件30%を満たす月が無い場合にこの枠で申請することも可能です。
本来は最低賃金引き上げの影響を受け、その原資の確保が困難な特に業況の厳しい、うんぬんかんぬんとなっていますが、であれば、30%の売上減少要件を満たしていることでしょう。
新登場のグリーン成長枠
【グリーン成長枠】
第6回目より既に事業再構築補助金を1度採択されている中小事業者に、2回目の事業再構築補助金の機会が与えられました。
採択率等が未知数なので、難易度は不明ですが、特別枠なので、一般枠より採択率が高いことは期待したいところです。
売上減少要件がないです。
グリーン成長戦略「実行計画」14分野の課題の解決を実現する計画が求められます。
以上、今回は事業再構築補助金 公募要領 第6回の主に通常枠と特別枠についてみてきました。
残り3回でやるかやらないか。今年度やらないと来年度はない。