【製造業・印刷業】に関する採択事例をご紹介します|事業再構築補助金
今回は、「【製造業・印刷業】に関する採択事例をご紹介します|事業再構築補助金」についてになります。
事業再構築補助金の「製造業・印刷業」 に関する、採択事例をご紹介いたします。
製造業の事業再構築補助金における採択割合は、28.7%となっており全体的にみて最も採択率の高い業種となっています。(第9回採択結果より)
ただし、製造業は範囲がかなり広くなっているため、何種類かに分類して採択事例をご紹介します。
印刷・同関連業は、「印刷業及びこれに関連した補助的業務」 などを行う事業所が分類され、下記の4つに分かれています。
- 印刷業
- 製版業
- 製本業、印刷物加工業
- 印刷関連サービス業
【製造業:印刷・同関連業】の採択事例
事業計画名 |
事業計画の概要 |
WEBで簡単にデザインできる!高品質アルバムのオンライン受注事業 |
Web上で写真集を手間なく作成し、Web上で購入できるシステムを構築・提供します。全国のユーザーが非対面のオンラインで注文できるシステムを提供することで、コミュニケーションの影響を受けずにプリント技術を提供できる事業へと転換していきます。 |
ダンボールの抜型製造実績を活かしてのダンボール等への印刷事業進出 |
コロナの流行が既存組織に与える影響は甚大であることから、段ボールメーカーとの長年の関係や地域企業とのネットワークなどの新たな強みを活かし、印刷段ボール事業に進出することで、従来の枠にとらわれないサービスの拡充を図ります。 |
環境配慮型DIY用壁クロス製造の内製化による高品質・低価格の実現 |
エコロジーなDIYクロスを求めるお客様のニーズに応えるため、LIMEXという新素材を製造するための「完全技術システム(CTP)」と「水なし印刷機」の導入をしました。これにより、お客様のご要望を効率的に満たすことができるようになりました。 |
大手のパッケージ企業からの受託強化のため「軟包装印刷」受託事業部新設 |
食品メーカーをはじめとする消費者からの商品パッケージの印刷に対する高い要求に応えるためには、出力、効率、安全性の向上が必要です。本計画では、最先端の印刷ツールを導入し、新しい部門を展開することで、組織の再構築を図ります。 |
地元栃木県産木材を活用した工作キットの販売拡大による事業再構築 |
当社は、木製品など環境にやさしい素材を使った、今までにない発想の工作キットや、お客様に直接お届けするパッケージの構築・改良など、時代の変化とともに事業を発展させる努力を続けています。その結果、印刷会社としてのアイデンティティを確立し、会社の成功と拡大を保証するための組織改革を成功させることができるのです。事業の存続と拡大のために、事業変革を成し遂げ、従来の印刷会社から脱却することを目指します。 |
総合印刷会社の挑戦!ウィズコロナにおける新たな戦略 |
今までにない「折り」工程を導入することで、多品種少量生産に特化した製本会社とは一線を画し、大量ロットを特徴とする販促物の企画をワンストップで提供し、事業の再展開を図ります。 |
環境・セキュリティ対応の新DPSワンストップサービスの提供 |
従来のフォーム印刷サービスは、デジタルプロセスへの移行により停滞しています。この市場で競争力を維持するために、私たちは環境に優しく、安全な封筒を作り、お客様に便利な小ロットでDPS(デジタルプリントサービス)を提供することに取り組んでいます。この戦略は、個人情報の保護に配慮しながら、当社の既存の能力を活用することを目的としています。 |
フルカラー&高精細印字のバイアル用シュリンクフィルムラベルの製造 |
注射薬が入った包装ボトル(バイアル)全体を覆うシュリンクラップ(熱収縮性プラスチック)に、フルカラーで高精細なビジュアルを短納期・低価格で実現する、凸版輪転印刷機による製造工程を導入する。 |
印刷のデジタル化による絶版書籍の復刻・絵本等自費出版での新市場開拓 |
デジタル印刷機を活用することで、絶版本の限定再版、絵本の出版、自費出版などの小ロット商業印刷や、ポスターやリーフレットなどのニーズの拡大に対応できる体制を構築します。 |
印刷物の箔押し&打抜き機器導入による新分野展開 |
エンボス加工やカッティング技術など、新しい機械を導入することで、出版物のリソースをこの分野に投入します。同時に、関東唯一の総合印刷生産システムを構築し、経費の最小化、短納期化、効率化、市場性の向上を実現する。 |
地域発!製本技術を活用した封筒折り加工対応によるDM市場進出 |
新型コロナウイルスによる集客制限や生活習慣の変化により、カタログやパンフレットなどの媒体に特化した事業が大きな打撃を受けています。そこで、当社の製本・製造における数十年の経験を生かし、特殊な折り機を導入することで、正確な作業と発送スピードの向上を両立させ、ダイレクトメール市場の開拓を目指します。 |
紙の書籍流通からデジタル印刷による在庫レス流通への業態転換 |
50年以上にわたり、出版物の配送を継続的に行ってきましたが、デジタルコンテンツの進化に対応し、サービスを革新するために、2つある倉庫のうち1つを廃止し、電子印刷関連技術を導入する。この変革は、印刷物の配送からデジタル資料の流通への転換など、大きな変革を意味します。 |
製品のブランド価値を高める製品外箱への特殊印刷の新展開 |
当社独自の「フラッシュビジョンプリント」による模倣の煩雑さを逆手に取り、ネット受注の急増など、広告における商品パッケージの重要性が高まる中、商品の魅力を余すところなく伝える商品パッケージの専門印刷事業を構築します。 |
ニーズが拡大しているサンプルをチラシ等に貼り付ける加工への進出 |
世界的なパンデミックや原油・商品価格の高騰により、裁断・折り加工が急激に落ち込む中、当社はこれまで培ってきた印刷物制作の経験を活かし、「サンプル貼り」分野への参入を計画しています。これは、需要が高まっているチラシなどに化粧品などのサンプルを貼り付けるもので、断裁・折り加工と一体となって、今後の展開を図るものです。 |
暮らしを豊かにし、サスティナブル社会を実現する紙製品メーカーへの転換 |
コロナによる世界的な印刷産業の衰退を受け、下請けから環境に配慮した高度な紙製品を作るメーカーへと転換を図ります。そのために、品質管理機器を導入し、印刷由来の鮮やかな色合いを持つ装飾用包装紙など、新しいアウトプットを提供する予定です。 |
印刷・加工技術の高度化による「同人誌」市場への参入と収益構造の再構築 |
新しい生活様式=「ニューノーマル」への対応のため、最新デジタル印刷・加工機の導入を行い、当社のデジタル加工技術に「超高画質」印刷及び「高機能」加工技術を取り入れ、新たに「同人誌市場」へ参入し、収益構造の再構築を行う。 |
ネットとリアルの両面で顧客価値の変革を図り価値を創出する事業 |
購買意欲を高める要素を含む印刷物、オンラインメディア、安全・安心のための新しいコロナウイルス対策を施した印刷物などの生産ネットワークを活用して商品を生み出し、カスタマージャーニーの変革による価値向上を発見し、競合他社に対するバリエーションと優位性を創出する。 |
高生産オペレーション体制の構築による同業社への貢献と出版・印刷事業への新分野展開 |
イベントや観光客が減少したことで、商業印刷市場から出版・印刷の需要を拡大する戦略です。最先端の珍しい折り加工技術を駆使して、売上をV字回復させる考えです。 |
印刷物の総合メーカーとしてコロナニーズに対応する事業再構築 |
世界的なコロナ危機でニーズが高まっている住宅用高機能シールや、金属部品のエッチング処理などへの増産に、生産体制を刷新します。これにより、コロナウイルスの流行による収益の回復をV字回復させることができます。 |
令和5年度の事業再構築補助金では、産業構造転換枠といった、国内市場の縮小等の産業構造の変化等により、事業再構築が強く求められる業種・業態の事業者に対し、補助率を引上げる等により重点的に支援する申請枠があります。
その中で、印刷産業機械製造業、印刷業・製版業・製本業・印刷物加工業、出版業(電子出版のみの事業者は除く)及び書籍・雑誌小売業が、業界団体等が要件を申請して認められた業種・業態となります。
この申請枠ですと、従業員規模20人以下で、補助上限額2,000万円、補助率2/3、従業員規模21人~50人で、補助上限額4,000万円、補助率2/3、従業員規模51人~100人で、補助上限額5,000万円、補助率2/3、従業員規模101人以上で、補助上限額7,000万円、補助率2/3と他の申請枠よりも高額の補助金を支給できる申請枠となっています。
製造業では、補助対象経費が主に機械装置・システム構築費になることが多いです。
採択後の交付申請においても、機械装置を購入する補助対象経費は分かりやすいく、明確な資産への投資となり対象経費として明確です。
事業再構築補助金では、ものづくり補助金とは違い、建物費や広告宣伝費といった補助対象経費も含まれており、機械装置を導入するだけではなく、工場の内装費、増築費、集客ための広告宣伝費、自社HPの更新など機械装置以外の経費項目も含めて、申請ができることが、事業再構築補助金を活用するメリットになります。
事業再構築補助金の申請サポート
壱市コンサルティングでは、中小企業診断士のチームで事業再構築補助金の申請サポートを実施しております。
専門分野をもった、中小企業診断士のメンバーが揃っており、各業界に適した人材が2~3名体制で責任をもって担当します。
第11回事業再構築補助金の申請サポートについても引き続き、先着10社様限定で承っております。
なかなか採択されない事業者の方の駆け込み寺的な立場になりたいという思いから、
再申請の方限定で、着手金の割引コースを設けています。
本来十分な準備期間の中で申請まで進めらることが望ましいですが、
直前1カ月前、3週間前ぐらいから始められる方も面談の上、短納期対応でお受けしております。
実際に補助金が活用できる事業の取り組みなのか、どの申請枠で進めれば有利なのか、採択されるポイントはどこなのかなど、初回は無料相談を実施しています。
事業再構築補助金の申請をご検討の方は、是非お問い合わせいただければと思います。