【製造業・食料品製造業】に関する採択事例をご紹介します|事業再構築補助金
今回は、「【製造業・食料品製造業】に関する採択事例をご紹介します|事業再構築補助金」についてになります。
事業再構築補助金の「製造業・食料品製造業」 に関する、採択事例をご紹介いたします。
製造業の事業再構築補助金における採択割合は、28.7%となっており全体的にみて最も採択率の高い業種となっています。(第9回採択結果より)
ただし、製造業は範囲がかなり広くなっているため、何種類かに分類して採択事例をご紹介します。
食料品製造業は、「各種の飲食料品および水、有機質肥料、家畜・家禽の飼料」 などの製造に従事する事業所が分類されます。
【製造業:食料品製造業】の採択事例
事業計画名 |
事業計画の概要 |
低迷する外食産業向け精米販売を打破する「玄米・七分搗き」への本格参入 |
当社の主要な収益源である業務用「精米」及び「清酒」は、パンデミックによる活動性の低下や飲食店の営業時間短縮の影響を大きく受けました。しかし、人々の健康に対する意識の高まりを受け、「玄米・七分搗き」の製造工程を構築し、新たな展望を切り拓くことを目指します。 |
創業100年に向けて地域の餅菓子から県外向け和洋菓子への新規挑戦 |
餅を中心とした生鮮食品を扱ってきたが、コロナウイルスの流行や材料費の高騰で収益が悪化している。今後は、賞味期限の長い和洋菓子の新作に着手し、商圏を県外に広げ、他地域にも手を伸ばしていく考えです。 |
全国の和洋菓子店・ホテル・レストランのセントラルキッチン事業 |
このプロジェクトが実現すれば、加工食品(スイーツ)分野は、消費者志向一辺倒から、生地やソースなどの「半製品」を作り、ホテルやレストラン、和洋菓子店などに流通させるという、BtoBビジネスに進出できます。 |
お米を飲もう!免疫力を増進させる玄米珈琲の製造販売を行う事業 |
人気上昇中のカフェインレス飲料「玄米コーヒー」を、独自の焙煎方法で淹れています。体に必要な栄養をたっぷり含み、免疫力の向上や健康障害の予防、若々しい活力の維持に役立つとされる同コーヒーを製造・販売します。 |
宮城名物として宮城県産ひとめぼれを使用した、冷凍米粉パンとグルテンフリーの米粉スイーツの開発・販売 |
地域密着型のものづくりへのこだわりと、優れた米粉生地の技術・改良ノウハウに磨きをかけてきました。また、宮城県内では唯一、米粉パンを中心とした店舗を出店しています。このような企業努力が認められ、JR東日本情報サービス株式会社様より仙台駅に出店のお話をいただき、宮城県独自の商品として冷蔵米粉パンやグルテンフリー米粉スイーツを製造・販売し、新しい米粉パンの可能性を探っていきます。 |
国内初となる米由来の希少糖の商品化や酒粕パウダーの製造・販売による循環型社会の実現 |
日本酒の消費量減少による売上減に対して、日本酒やみりんの製造時に出る廃棄物を利用した「米由来希少糖」「酒粕パウダー」の代替品製造を開始し、循環型経済の構築と収益向上を目指します。 |
冷凍イカの加工・販売からフードコートでのイカ料理提供への新分野展開 |
当社は、2022年9月に開業した酒田港東埠頭交流施設内にレストランを入居させます。当レストランは、酒田市の精神である「イカの街・酒田」を体現し、当社のスローガンである「イカに恋している」を随所に取り入れたデザインとなっています。 |
パティシエが手掛けるいいとこどりパティスリーベーカリーカフェ |
オーナーシェフの、パンの製法やコンセプトを生かし、食べやすさ、おしゃれさ、健康面を考慮した斬新なスタイルのパン(ベーカリー)を製造・販売し、SNSで告知したりカフェで提供したりします。 |
地方発!魚介類消費活性化を目指した「加熱調理加工食品製造業」への進出 |
コロナの影響や原材料価格の高騰により、水産物の売上は減少しました。そこで水産物の生産技術を向上させ、需要拡大が見込まれる「惣菜市場」への参入により、食品廃棄物を最小限に抑えます。 |
カット野菜加工事業で培った強みを活かしてカット野菜製造事業を開始し、地元農産品の安定供給に貢献する! |
当社は現在、野菜提供のスライスに携わっています。新型コロナウイルスの発生は、私たちの経営に甚大な影響を及ぼしています。そこで冷蔵庫や冷凍庫を導入することで、食材の無駄を省き、国産食材の安全性を確保し、地元食材の認知度を高め、緊急時の地元食材のプラットフォームとなるような事業再構築を目指します。 |
伝統100年の干し芋製造方法を活用した、100%オーガニックのサツマイモチップスによる事業再構築 |
茨城県特産の干し芋を1世紀にわたって生産してきた農業センターが、現在、伝統的な製造方法を踏襲しながら新商品「100%オーガニックさつまいもチップス」を開発中です。会社再建の一環として、先進的なデジタルマーケティング手法を駆使し、健康的なライフスタイルと廃棄物ゼロ社会を目指します。 |
地元農産物を活用した新商品『カップ飯・カップ惣菜』での新分野展開 |
「カップライス&カップ惣菜」という斬新な事業を始めるにあたり、最新の調理器具や冷凍機器を駆使して、今の時代に合った新しい惣菜を作り、新しい顧客や市場へ発信していく予定です。また、コロナの感染対策に対応した販売拠点や生産工場を建設し、事業の再構築を目指します。 |
オートミール専用生産ラインの完全自動化と業界初バラエティ商品開発による自社ブランド商品の普及拡大 |
オートミール市場が拡大し、コストコなどのメーカーが増産を求める中、フィンランド産原料の高騰、手詰めによる生産の制約、限られた顧客による狭い利用範囲などの壁にぶつかる。オートミール製品に特化した自動個包装ラインの導入による大量生産の自動化、製造コストの低減、業界初となるクラッシュ、ロースト、ローストクラッシュの品揃えにより、ブランドの差別化と進化、事業の活性化、雇用の拡大につなげます。 |
湯葉製造会社にしかできないクッキー・スイーツ製造・販売への挑戦 |
当社は、湯葉の製造に加え、クッキーやお菓子の製造・販売という新しい分野に挑戦しています。湯葉の加工から生まれるおからや、自社の既存資産を活用することで実現する予定です。V字回復のために、専門家と提携し、アドバイスを受けながら進めていきます。 |
量販向け精肉製品による事業再構築 |
大衆向け食肉製品の新領域を構築するためには、鮮度を保つための加工システムや品質を保つための保管方法など、衛生管理のレベルを向上させることが課題です。この試みは、徹底した衛生管理のための構造を革新し、新たな事業分野を創造することで企業を再構築することを想定しています。 |
個人向け半焼成冷凍パンの開発・販売に挑戦。新規顧客を獲得! |
コロナの影響で法人向けのパンの販売が大幅に減少し、同時に人件費負担を強いられ、利益が圧迫された。そのため、早急に組織の再編成が必要です。そこで、当社の強みである製パン技術を活かし、30~50代の女性向けに半焼成の冷凍パンを開発しました。ホームベーカリー需要の増加に伴い、関東全域にパンを提供することを計画しています。 |
カステラ製法で作る新しいチーズケーキの製造・販売 |
コロナウイルスの流行によるライフスタイルの変化や、高級デザートへの憧れが高まる中、スポンジケーキの製法で作られた個性的なチーズケーキを開発・製造・販売することになりました。スポンジケーキをはじめとする、当社独自の製法で作られたチーズケーキを製造販売します。 |
工場直販と「あんこラボ」の展開による売上拡大 |
今回新設する「あんこラボ」は、コロナ拡大で増加するマイカー移動のお客様に向け、菓子店として初めてドライブスルーやモバイルオーダーを活用した工場直売店を設置します。餡子の新たな可能性を追求し、V字カーブを描く売上推移を目指します。 |
食料品製造業は、成長枠のおいて経済産業省が指定している業種です。以下の業種がその対象となります。
【食料品製造業の成長枠の対象となる業種・業態の一覧】
- 畜産食料品製造業
- 調味料製造業
- パン・菓子製造業
- 動植物油脂製造業
- その他の食料品製造業
- その他の食料品製造業、冷凍調理食品製造業、事業者の応募申請による指定
- その他の食料品製造業、清涼飲料製造業、事業者の応募申請による指定
- 製氷業
製造業では、補助対象経費が主に機械装置・システム構築費になることが多いです。
採択後の交付申請においても、機械装置を購入する補助対象経費は分かりやすいく、明確な資産への投資となり対象経費として明確です。
事業再構築補助金では、ものづくり補助金とは違い、建物費や広告宣伝費といった補助対象経費も含まれており、機械装置を導入するだけではなく、工場の内装費、増築費、集客ための広告宣伝費、自社HPの更新など機械装置以外の経費項目も含めて、申請ができることが、事業再構築補助金を活用するメリットになります。
事業再構築補助金の申請サポート
壱市コンサルティングでは、中小企業診断士のチームで事業再構築補助金の申請サポートを実施しております。
専門分野をもった、中小企業診断士のメンバーが揃っており、各業界に適した人材が2~3名体制で責任をもって担当します。
第11回事業再構築補助金の申請サポートについても引き続き、先着10社様限定で承っております。
なかなか採択されない事業者の方の駆け込み寺的な立場になりたいという思いから、
再申請の方限定で、着手金の割引コースを設けています。
本来十分な準備期間の中で申請まで進めらることが望ましいですが、
直前1カ月前、3週間前ぐらいから始められる方も面談の上、短納期対応でお受けしております。
実際に補助金が活用できる事業の取り組みなのか、どの申請枠で進めれば有利なのか、採択されるポイントはどこなのかなど、初回は無料相談を実施しています。
事業再構築補助金の申請をご検討の方は、是非お問い合わせいただければと思います。