【卸売業】に関する採択事例をご紹介します|事業再構築補助金
今回は、「【卸売業】に関する採択事例をご紹介します|事業再構築補助金」についてになります。
事業再構築補助金の「卸売業」 に関する、採択事例をご紹介いたします。
「卸売業・小売業」の事業再構築補助金における採択割合は、14.8%となっており全体的にみても採択数の多い業種となっています。(第9回採択結果より)
卸売業と小売業は混同されてしまいがちですが、簡単にいいますと「卸売業は商品を業者に販売し、小売業は商品を消費者に直接販売する」という違いになります。
そして日本標準産業分類では、卸売業をさらに以下のように分類しています。
- 各種商品卸売業
- 繊維・衣服等卸売業
- 飲食料品卸売業
- 建築材料,鉱物・金属材料等卸売業
- 機械器具卸売業
- その他の卸売業
これらの分類を頭において、採択事例をご覧いただければ、事業再構築の参考にしていただきやすいのではないでしょうか。
【卸売業】の採択事例
事業計画名 |
事業計画の概要 |
ワインの売り手からワインの造り手へ |
自社畑でワインを製造し、卸売や通信販売で流通させるワイナリーを建設することで、コロナの流行で減少したレストランへの流通だけではなく、新しい市場を活用し、新らたな収入源と仕事の機会を開拓する予定です。 |
事業者向け冷凍ケーキ販売業へ進出し至高のスイーツを多極化販売する事業 |
企業向け冷菓の卸売りを開始し、店頭だけでなく企業への販売も増やすことで、ポストコロナを見据えた事業基盤を固め、より高い経済的利益を獲得することを目指します。 |
最新設備の導入・工場改修工事による生菓子卸販売への業態転換 |
近代的な生産拠点と優秀な職人による製菓知識のアライアンスを活用し、顧客対企業のビジネスモデルからB to Bのビジネスモデルへの転換を図るとともに、小売店への卸売販売や宅配サービスも開始する予定です。 |
エコサート認証オーガニックスキンケアブランドの展開 |
輸入に頼らず収益源の多様化を図るため、マタニティ・ベビー用品で培ったノウハウを活かし、パンデミックや円安、原油価格の変動の影響を受けにくく、国際的に通用するエコサートコスモス認定オーガニックスキンケアブランドのECサイト開設と卸売を行います。 |
「花を日常に」全国の未利用花を利活用した花束を開発、他業種と協業した卸売に挑戦 |
コロナの流行により、同社サービスの主な購入先である冠婚葬祭業は売上が大きく落ち込んだ。そこで、新たな事業では、見過ごされていた未利用花を加工した「ファストフラワー」を日本全国に展開。販売は、小売店と一体となって行う。生産者、小売業者とともに、V字回復を目論んでいる。 |
高品質の冷凍肉・凍眠商品を、第3の商材に育て上げる |
液体冷凍庫を導入することで、最高級の冷凍肉や冷凍食品を製造し、冷凍のままでの卸売をスタート。食肉卸売業で培った顧客対応力を活かし、食肉、冷凍肉とは別の第三の商品カテゴリーを提供します。 |
瞬間冷凍機を活用した青果1次加工品卸売事業 |
当社は、青果卸業を営んでいる。今後は、新たに瞬間冷凍機を導入し、青果を1次加工した状態で卸売販売する事業を展開する。 |
得意先・消費者の課題を解決する米粉パン・スイーツ等製造事業への進出 |
米粉パンや菓子パンなどを製造する工場を設立しました。商品は、パン屋さんなどの既存取引先に卸売りを行い、食物アレルギーや小麦粉アレルギーなど、多様な食生活を送る顧客のニーズに応え、新たな顧客を獲得します。 |
ホテルや飲食業のビジネスを革新する鮮魚加工品の急速冷凍品製造・提供を開始 |
当社の事業は、海の幸の生鮮食品を扱う仲卸業者ですが、今回のコロナウイルスの影響で、売上が大きく落ち込み、厳しい経営環境に置かれています。そこで、新たなサービスとして「加工商品を作り、急速冷凍保存し、流通させるビジネス」を開始し、他社との差別化を図ります。 |
地域特性を活かし新たな市場を創出する総合卸売業への挑戦 |
当社は長年、青果卸売業を営んでおりますが、コロナの影響により収益が著しく悪化しております。そこで、私たちは、お客さまが求めるもの、すでに求めているものを提供することで、事業を改革していきます。また、新たな売り場を開拓していきます。 |
博士プロデュース!砂糖とバターを全く使わないパンの卸売販売 |
歯学博士である店主が作ったのは、砂糖やバターを使わない食パンです。他の食材を使った低糖質パンは店頭に並んでいるが、小麦を使ったパンではほとんどない。高齢化が進む地域の健康問題、身近な消費者ニーズへの対応、売上の確保を、パンという手段で実現していきます。 |
BtoB事業参入!増設増員で量産化による冷凍ピザの卸売り事業 |
新規事業として、企業バイヤーへの商品流通(卸売)に参画し、自社製冷凍ピザのほか、アラカルト(スープ、ペストリー)も充実させます。現在、調理車両を使用しているため、新たに建物(作業場)を建設する。 |
新たな都市型カフェ店舗オープンと卸売販売への新分野展開による事業再構築 |
経済情勢の悪化やコロナの流行による売上減少の中、ベーカリー製造・販売のノウハウ、一流の技術力、5店舗プロジェクト立ち上げの実務知識、豊富な管理経験など、当社の資格と強みを生かし、広島市の中心部にある旧広島市民球場のリニューアルプロジェクトに取り組みます。オペレーションを刷新し、競争力を研ぎ澄ますために、斬新な施設や新店舗「LUCKYBAKERY」の導入、斬新な都市型カフェサービスや卸売販売などを実施します。 |
ネット通販から本格的漢方ペットフード開発・卸売への新分野展開 |
著名な医師が監修する本格的な漢方ペットフードを処方し、全国の薬局に供給するという新しいビジネスを確立することで、インターネット通販を中心としたビジネスカタログを刷新し、V字回復を図ります。 |
【店頭事業】⇒【卸・通販等事業】冷凍健康惣菜・スイーツ等事業 |
コロナの大流行により、売上維持が難しくなっています。そこで、「シニア向けの健康惣菜(ローカーボ・ビーガン食)」や「ミレニアル世代をターゲットにしたデザート開発」など、現在の消費者ニーズに対応することで、売上の急拡大を目指します。 |
観光客向け土産品の販売(BtoC)から、水産物の加工製造販売(BtoB&DtoC)への転換 |
当社の既存事業である観光客向けの小売業は、パンデミックの影響を受けており、回復には時間がかかると思われます。そこで新規事業として、企業向けに新鮮な水産加工品などを卸売し、売上回復を目指します。事業のV字回復を起こすことで、地域経済の活性化に貢献することを目標としています。 |
アフターコロナを見据えたBtoBへの販路拡大事業 |
現在のマーケティングシステムを活性化させ、卸売業にも広げていきます。また、中古品や生産者の余剰品、通信販売からの返品や陳腐化した商品など、通常のルートでは入手できない商品を、お客様に再び手に取っていただけるよう、プッシュする努力を強化します。 |
「おうち時間の充実」のためにドライフラワー製造・卸売への新分野展開(挑戦) |
既存のフランチャイズ事業が縮小する中、強力なネットワークを活かし、廃棄される花をドライフラワーにすることで、より価値の高い花の生産・流通(卸売)を実現しています。 |
酒類販売卸から産直農産物卸への参入 |
この試みは、埼玉県内の特定地域のレストランや食料品店などの店舗に、栽培したばかりの食材を輸送するサプライプログラムであり、農業従事者と地域外出身者が一体となって運営するものです。 |
ワインインポーターとして直輸入ワイン卸売に挑戦する新分野展開 |
「ワイン市場の成長」と、強みの「生産者との信頼関係」「ワインを見極める確かな技術力」を活かしたワインインポーター事業を立ち上げ、自社オリジナル直輸入ワインブランドを構築し卸売市場の新分野展開を果たす。 |
卸売業は、成長枠において経済産業省が指定している業種です。以下の業種が対象となります。
【卸売業の成長枠の対象となる業種・業態の一覧】
- 繊維・衣服等卸売業、繊維品卸売業(衣服、身の回り品を除く)
- 飲食料品卸売業、農畜産物・水産物卸売業
- 飲食料品卸売業、食料・飲料卸売業
- 建築材料,鉱物・金属材料等卸売業、建築材料卸売業
- 建築材料,鉱物・金属材料等卸売業、化学製品卸売業
- 機械器具卸売業、産業機械器具卸売業
- 機械器具卸売業、自動車卸売業
- 機械器具卸売業、電気機械器具卸売業
- 機械器具卸売業、その他の機械器具卸売業
- その他の卸売業、家具・建具・じゅう器等卸売業
- その他の卸売業、医薬品・化粧品等卸売業
- その他の卸売業、その他の卸売業
事業再構築補助金では、ものづくり補助金とは違い、建物費や広告宣伝費といった補助対象経費も含まれており、機械装置を導入するだけではなく、工場の内装費、増築費、集客ための広告宣伝費、自社HPの更新など機械装置以外の経費項目も含めて、申請ができることが、事業再構築補助金を活用するメリットになります。
事業再構築補助金の申請サポート
壱市コンサルティングでは、中小企業診断士のチームで事業再構築補助金の申請サポートを実施しております。
専門分野をもった、中小企業診断士のメンバーが揃っており、各業界に適した人材が2~3名体制で責任をもって担当します。
第11回事業再構築補助金の申請サポートについても引き続き、先着10社様限定で承っております。
なかなか採択されない事業者の方の駆け込み寺的な立場になりたいという思いから、
再申請の方限定で、着手金の割引コースを設けています。
本来十分な準備期間の中で申請まで進めらることが望ましいですが、
直前1カ月前、3週間前ぐらいから始められる方も面談の上、短納期対応でお受けしております。
実際に補助金が活用できる事業の取り組みなのか、どの申請枠で進めれば有利なのか、採択されるポイントはどこなのかなど、初回は無料相談を実施しています。
事業再構築補助金の申請をご検討の方は、是非お問い合わせいただければと思います。